産後の家事が難しいのは、赤ちゃんのお世話と並行して行うことになる、という点ですよね。

赤ちゃんが泣きだすと、お母さんは授乳やオムツ替えなどの他「何で泣いているか分からない」時もあり、赤ちゃんから離れられなくなることも多いです。

そして1日が、あっという間に過ぎてしまいます。

育児と家事を両立させようとすることで、お母さんの身体にはどんな影響があるのでしょうか。

妊娠・出産という大仕事を終えたお母さんの体には、実はいろんなことが起こっています。

体が妊娠前の状態に戻ろうとしているからです。

ですので、出産後6週~8週目の「産褥期」と言われる時期には、むやみに体を動かさないことが大切と言われています。

ここでは、産後の家事を始める時期と、家事をすることによる体への影響について、いくつかご紹介いたします。

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産後の身体、休まず無理するとどんな影響が考えられる?


産後の身体、休まず無理するとどんな影響が考えられるのでしょうか。

入院中は、お世話になる病院や助産院にもよりますが、周りに出産直後のお母さんを支えてくれる専門のスタッフがいるので、何でも相談できて心強いですよね。

しかし、自宅に戻ったとたん、目の前の赤ちゃんのお世話は、ほぼお母さん一人の役目になります。

母乳でもミルクでも、赤ちゃんとの生活のリズムが軌道に乗るまでは、数時間ごとに起きることに慣れなくて、睡眠不足や、出産前と違って思い通りにならない生活に、精神が不安定になることもあるでしょう。

その時、体を休めることより掃除・洗濯・食事の支度・・

といった家事を優先していると、出産後の腹部の痛みがなかなか引かなかったり、ひどい場合は会陰切開の部分が裂けてくる・・という影響もあるそうです。

お母さん自身の体の回復を助けるため、そして、赤ちゃんのお世話をする体力をつけるため、出来るかぎり体をやすめるよう、意識しながら過ごしたいですね。

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産後の家事は頼れる人にお願いする!産褥期に注意したい3つのこと!


産後の家事は頼れる人にお願いするのが一番です!

産褥期に注意したい3つのことを紹介していきます。

休養時間・睡眠時間の確保

里帰り出産の方は、実家に甘えられるだけ甘えて、体力の回復を目指しましょう。

赤ちゃんのお世話のみでも、慣れないことなのでかなり体力を使います。

また、最近では、実家が遠い方も多くいるため、ほとんどの自治体が産後の家事を専門に援助する「産後ヘルパー派遣」の制度を取り入れています。

自治体の産後ヘルパー派遣では、相談をすれば、妊娠中から産後4カ月くらいまで

・食事の準備・片付け・買い物・掃除など日常的な家事の援助
・授乳、おむつ交換、もく浴など育児についての援助
・健康診断、予防接種う受ける時の付き添い援助
・乳幼児の兄または姉の世話

などをお願いできるようです。

利用料金や内容が、市町村によって少しづつ違うと思われますので、お住まいの自治体のホームページで調べてうまく利用してみてください。

夫が育児休暇を取れても取れなくても、食器のあと付けや洗濯物の取り込みなど、頼めることはどんどん手伝ってもらうと楽になります。

また、お母さんは昼間もいつでも横になれるラクな服装で過ごし、時間にこだわらず赤ちゃんが寝ている間にお母さんも一緒に寝て睡眠時間を確保するのもおすすめです。

入浴も意外と体力を奪います。また悪露が出続けている間、細菌の感染を防ぐためにも、湯船につからずシャワーでさっと済ませましょう。

お母さんの体力が充実して、赤ちゃんが起きた時に気持ちよく授乳やオムツ替えをしたり、あやしてあげられるといいですよね。

目を使いすぎない

 筆者は産後、知り合いに出産を知らせるメールを打とうとして、クラクラしたおぼえがあります。

実は、目を使うということは、血液を多く使うのです。

出産で血を多く使ったあとに、出産前と同じペースでスマホを何気なく見たり、新聞を読んだりして目を使いすぎると、血液がさらに不足してしまい、めまいを起こしやすくなったり、子宮の回復にも影響が出てしまいます。

現代はスマホで出産のお知らせをすることや、「おめでとう!」に返事をするのが当たり前になっているかもしれませんが、こちらも、「目や頭が疲れているな」と感じたら、しばらくスマホでのやりとりをお休みする勇気も大切です。

栄養バランスの取れた食事を心がける

里帰り出産や実母など手伝ってくれる人がいる場合は、食事づくりもおおいに頼りにして、特に母乳育児では不足しがちなタンパク質、カルシウム、鉄分を摂ることを意識しておきましょう。

夫の育休も難しいような場合は、例えば宅配のお弁当は、生協などから安心な素材を使ったものも出ています。

無洗米などゴハンだけ炊いておいて、栄養バランスのとれているおかずを、夫の会社帰りに買ってきてもらうのもいいですね。

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産後の家事、影響なく開始できると言われる時期は?


産後の家事、影響なく開始できると言われる時期は、いつくらいからなのでしょうか。

産後の家事ができるようになる時期は、個人差が大きいようです。

家に帰った日から普通に動ける人もいれば 頼れる人がいなくて動かざるをえない場合もありますね。

1カ月くらいでやっと思い通りに動けるようになった、という人もいます。

筆者の周りのお母さんたちも、本当にまちまちでした。

おおまかな目安としては、

・産後1週間くらいは安静を保ち
・家事を再開をするのは、産後2週目くらい
・体調のよい日から簡単な食事の用意や洗濯など

軽い作業から始めるのと産後の身体への影響も少なくすみそうです。

また、精神面でも個人差があり、食事の支度や掃除が思うようにできず、歯がゆい思いをする人もいるかもしれません。

ここは、「今だけのこと、長くてもあと1カ月」だと割り切り、お弁当や冷凍食品、ネットスーパーや生協など宅配サービスを利用したり、
掃除でしたらクイックルワイパーで気になるホコリだけ取ったり、ルンバなどの便利な家電に頼ったりして乗り切りましょう。

家事を始めても影響が出ない、もう一つの目安としては一カ月検診があります。

・尿・血圧・血液検査、
・子宮の状態を診るための内診
・悪露の量や状態のチェック
・母乳育児の場合はおっぱいのチェック

これらの検査やチェックを受けて、大丈夫であれば安心して家事を再開できますよね。

まとめ

産後のお母さんが家事を再開できる時期について考えてきました。

お母さんをとりまく環境も、一人一人本当に個人差が大きいと感じます。

里帰りや実母の来訪などで、精神的にも肉体的にも安定した産後を過ごせるお母さんもいますし、現代は実家も夫もアテにできない。自分でやっていくしかないお母さんも少なくないでしょう。

ツラいと感じたら、自分なりの方法で、遠慮せずにまわりに助けをもとめましょう。

まずは夫に頼めることはどんどん手伝ってもらう、そして先にご紹介した家事代行・産後ヘルパーでしたら、産後の状況をよく知るプロであるだけに、多少部屋が散らかっていても、それを理解した上で助けてくれるでしょう。

どうぞ、ご自分のペースを大切にされて、ゆっくり家事を再開し、つかれたらちょっと休むように心がけてくださいね。